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2007 年度 実績報告書

精子形成における細胞接着分子を介するシグナル伝達機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19590172
研究機関金沢大学

研究代表者

若山 友彦  金沢大学, 医学系研究科, 准教授 (70305100)

研究分担者 井関 尚一  金沢大学, 医学系研究科, 教授 (50167251)
キーワード精巣 / 精子形成 / 細胞接着分子 / シグナル伝達 / ノックアウトマウス / マイクロアレイ
研究概要

精子形成において,造精細胞とセルトリ細胞間に細胞接着分子が働いていると考えられてきたが,その実体や役割はよく分かっていない。細胞接着分子Spermatogenic immuoglobulin superfamily(SgIGSF)のノックアウト(KO)マウスは精子形成障害を生じる。したがって,このKOマウスを用いて,精子形成における細胞接着分子の機能について解析を行った。精子形成がランダムに同期せずに起こる成獣だけでなく,精子形成が同期して起こる生後初めての精子形成過程である"First wave"を利用した。精母細胞が出現する2週齢と伸長精子細胞が出現する5週齢および成獣マウスにおける遺伝子発現の変化をマイクロアレイにより網羅的に解析した。マイクロアレイの結果,2週齢,5週齢,成獣のKOマウスで共通に発現が増加する遺伝子は,細胞接着分子Eva-1とカリウムイオンチャネルKcnd2であり,発現が減少する遺伝子は,核内蛋白質のNicolin-1であった。定量的RT-PCRにより,これらの遺伝子の発現について確認した。さらに,2週齢,5週齢,成獣でそれぞれ発現が変化する遺伝子がみられ,特に,成獣ではアポトーシスと細胞の貪食に関係する遺伝子の増加が顕著であった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Heterophilic Binding of the Adhesion Molecules Poliovirus Receptor and Immunoglobulin Superfamily 4A in the Interaction between.Mouse Spermatogenic and Sertoli Cells2007

    • 著者名/発表者名
      Wakayama, T. (他9名、1番目)
    • 雑誌名

      Biology of Reproduction 76巻

      ページ: 1081-1090

    • 査読あり
  • [学会発表] 細胞接着分子SglGSFIIGSF4A/CADM1とその細胞内アダプター分子Dal-1/EPB41L3の相互作用によるマウス精子形成調節機構2007

    • 著者名/発表者名
      若山 友彦, 他3名
    • 学会等名
      日本アンドロロジー学会第26回学術大会
    • 発表場所
      千葉ディスニーアンバサダーホテル
    • 年月日
      2007-07-06
  • [備考]

    • URL

      http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med01/

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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