Six1 ホメオボックス遺伝子の発現解析により多様な感覚器プラコードの共通の原基であるpreplacodal region(PPR)の存在をマウスではじめて示した。次にニワトリとマウス胚の前側PPR でSix1 の発現を活性化する保存されたエンハンサーを同定した。Six1 前側PPR エンハンサーの活性化因子と抑制因子の有力な候補を同定し、Six1 発現領域(=PPR)が規定される分子基盤の一端を明らかにした。また、2 種類のSix1 プラコードエンハンサーの制御下でCre リコンビナーゼを発現するマウスの樹立に成功した。
|