ビタミンK依存性γ-カルボキシラーゼの肝臓におけるカルシウムホメオスタシスの解析

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19590319
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 病態医化学
• 研究機関: 埼玉医科大学
• 研究代表者: 津久井 通 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (10333006)
• 研究分担者: 井上 聡 埼玉医科大学, 医学部, 客員教授 (40251251)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: ビタミンK / γ-カルボキシラーゼ / カルシウムホメオスタシス / 血液凝固異常

研究概要

本研究課題であるビタミンK 依存性γ-カルボキシラーゼの肝臓におけるカルシウムホメオスタシスの解析の研究を行うために, 肝臓特異的ビタミンK 依存性γ-カルボキシラーゼ(Ggcx) KO マウスを作成した結果, 肝臓特異的Ggcx KO マウスはGgcx を完全にKO マウスと違い胎生致死ではなく, 生後数ヶ月~1年程度生存可能であるが, 血液凝固異常を呈し凝固因子活性測定について検討した結果, 凝固因子群の活性が顕著に減少していることが判明した.ことのことは, ビタミンK 欠乏の病態およびワーファリン処置した際の生体での肝臓作用を評価する上でも重要なモデルと考えられる.

研究成果

• [雑誌論文] Glutathione S-transferase theta 1 expressed in granulosa cells as a biomarker for oocyte quality in age-related infertility (2008)
  • 著者名/発表者名: Ito M, Muraki M, Takahashi Y, Imai M, Tsukui T (他13 名, 5 番目).
  • 雑誌名: Fertil Steril 90 ページ: 1026-35
  • 査読あり
• [雑誌論文] Molecular mechanism of vitamin K and its regulators in bone metabolism. (2007)
  • 著者名/発表者名: Tsukui T, Imazawa Y, Inoue S.
  • 雑誌名: Clin Calcium (Review) 11 ページ: 1685-91
• [学会発表] ビタミンK依存性γ-カルボキシラーゼの肝臓作用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 津久井 通, 今澤 由紀子, 井上 聡
  • 学会等名: 第11 回 ビタミンK & Aging研究会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008
• [学会発表] 骨代謝におけるエストロゲンシグナル作用の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 今澤 由紀子, 津久井 通, 井上 聡
  • 学会等名: 第3回 Bone form
  • 発表場所: 埼玉
  • 年月日: 2008
• [学会発表] ビタミンK 依存性Ggcx コンディショナルトランスジェニックマウスにおける骨代謝作用の解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 津久井 通, 今澤 由紀子, 井上 聡
  • 学会等名: 第10 回 ビタミンK&Aging研究会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2007