研究課題
基盤研究(C)
悪性中皮腫の早期診断・治療法の確立を実現化するため、我々は悪性中皮腫由来細胞株において高発現しているPDGFd(血小板由来増殖因子d)に注目した。我々はPDGFd そのものが早期発見に必須の因子である可能性を示したのみならず、PDGFd の活性をタンパク質レベルで制御するウロキナーゼおよびウロキナーゼ受容体、あるいは転写レベルで調節する(タンパク質の設計図であるmRNA の量的な調節)アンジオテンシンII 受容体阻害薬が新規治療薬開発のキーとなる事を示唆した。