研究課題
我々は昨年度、Gefitinib感受性の肺癌組織では、EGFRの992番目のチロシン残基がリン酸化されていることを免疫組織化学的に明らかにした。この知見に基づき、感受性予測が正確、迅速かつ簡便に行える診断キットの開発を目指している。1.マウス抗pEGFR Tyr992モノクローナル抗体の作製pEGFR Tyr992を含む合成ペプチドでマウスを免疫して、ミエローマ細胞との細胞融合、ELISA法による1次スクリーニングを行い、有望な抗体産生細胞を数個獲得した。2.マウス抗pEGFR Tyr992モノクローナル抗体の大量精製抗体産生細胞を無血清培地にて大量培養し、培養上清を回収した。濃縮した後、プロテインGカラムを用いて、抗体を精製している。3.ウサギ抗pEGFR Tyr992ポリクローナル抗体を作製・大量精製マウスの免疫に用いたpEGFR Tyr992を含む合成ペプチドで、ウサギを免疫して、抗血清を採取した。これをアフィニティーカラムで精製して、抗体を得た。現在、pEGFR Tyr992を特異的に認識するマウスモノクローナル抗体およびウサギポリクローナル抗体を用いてELISAのシステムを作成しているところである。
すべて 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
Digestive diseases and sciences
ページ: Epub ahead of print
APMIS 116
ページ: 1097-1106
The Journal of pathology 216
ページ: 418-427
ページ: 471-82
Pathology International 58
ページ: 218-225
http://www.med.oita-u.ac.jp/daigakuin/fandamental/indexO2.html