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2009 年度 実績報告書

KIT遺伝子改変動物を用いた消化管ペースメーカー細胞に発現する分子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19590411
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

礒崎 耕次  兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (00425117)

研究分担者 廣田 誠一  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50218856)
キーワード多発製GIST / ノッタインマウス / カハールの介在細胞 / c-kit遺伝子 / 生殖系列 / 機能獲得性突然変異 / exon 17
研究概要

<研究目的>
我々が開発したc-kit遺伝子の機能獲得性変異を持つ遺伝子変換マウスでは、消化管蠕動運動のペースメーカー細胞(カハールの介在細胞=ICC)の過形成やGISTの発生がみられる。ICCを単離し、ICCに発現する分子を解析することで、ICCを介した消化管蠕動運動の調節メカニズムを明らかにすることを目的としている。
<研究成果>
高機能セルソーターを用いて、c-kit遺伝子改変マウス消化管より、ICCを単離した。回収した細胞よりRNAを抽出し、逆転写酵素を用いて、cDNAに変換した。DNA Tipを用いた解析により、ICCに特異的に発現する分子が複数みつかった。その中で、まず、接着分子であるcell adhesion molecule(CADM1)について研究を進めている。CADM1はマスト細胞に発現し、マスト細胞と神経の接着に関係し、神経からの刺激をマスト細胞へ伝えるために重要な働きをしていることから、CADM1が神経とICCの接着に関与し、神経によるICCの機能調節メカニズムに関与している可能性が高く、現在、蛋白レベルで解析中である。同時に、c-kit遺伝子改変マウスに発生したGIST細胞にも、CDM1が発現していることを明らかにした。CADM-1がGISTの腫瘍発生メカニズムにどのように関与しているのか解析中である。また、GISTの転移メカニズムにCADM1が関与している可能性があり、検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] in vivo effect of imatinib on progression of cecal GIST-like tumors inexon 17-type c-kit knock-in mice2009

    • 著者名/発表者名
      Isozaki K, et al
    • 雑誌名

      Lab Invest 89

      ページ: 1161-1168

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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