研究課題
基盤研究(C)
ヒト肺がんで染色体異常を高頻度に認める領域に、進化的に保存されている機能性RNAとしてmiR-107および-185を見出した。これらの合成模倣体をヒト肺がん培養細胞に導入したところ、増殖抑制効果を認めた。これは細胞周期のG1期での停止によるものであり、細胞自爆死によるものではなかった。発現プロファイル解析によって、miR-107および185による細胞周期停止の分子機構はそれぞれ異なることが示された。本研究は肺がん発がんにおいて、進化的に高度に保存されている機能性RNAが重要な役割を果たしている可能性を示唆した。
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PLoS One 4
ページ: e6677
実験医学(増刊号 RNAの機能解明と医療応用) 26
ページ: 1515-1520
ページ: 1474-1480