研究課題
基盤研究(C)
シャーガス病の病原体Trypanosoma cruziは無性分裂を行なう2倍性の寄生原虫で、遺伝学的に6系統に分類される。T. cruziにおける遺伝的多様性創出機構を解明することを目的として、T. cruzi のdihydroorotate dehydrogenase(DHOD)遺伝子のコピー数および1塩基置換をT. cruzi分離株間で比較した。DHOD遺伝子は調べた分離株全てで4コピー存在し、系統IibではDHOD遺伝子の多型度は分離株間よりも同一個体内に存在する遺伝子コピー間での遺伝的多型度が大きかった。従来T. cruziでは、有性生物に見られるように個体内での遺伝的多様度が極めて小さいと報告されていたが、本研究で初めて無性生物に特有の進化学的特徴を明らかにした。
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