研究課題/領域番号 |
19590477
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
森内 昌子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (60322301)
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研究分担者 |
森内 浩幸 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (90315234)
有吉 紅也 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30311400)
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キーワード | 感染症 / 個体疫学 / ウイルス / 微生物 / 免疫学 |
研究概要 |
GB virus-C(GBV-C) タイ北部HIV感染者および非感染配偶者のコホートにおいて、HIV(+)/GBV-C(+)患者はHIV(+)/GBV-C(-)患者と比べて、CD4陽性T細胞数増加傾向、HIVコピー数減少傾向、AIDS症状頻度減少傾向、そして生存率改善傾向を統計学的に有意に認めた。この傾向はHAARTによる治療を行っていない患者のみで解析すると、より顕著であった。またGBV-C loadが高い群のみで比較した場合にも、より顕著な差となって現れた。genotype別の検討では、genotype-2で最も予後改善効果が認められ、次いでgenotype-4にもその効果が認められたが、genotype-3では明らかな効果が認められなかった。 非感染配偶者におけるGBV-C感染率を同定し、現在genotypingを施行中である。 HHV-7 コホート研究の予備実験として、リアルタイムPCRによるHHV-7ゲノムDNAの検出と定量法を確立した。 HHV-8 タイ北部HIV感染者および非感染配偶者のコホートにおいて、HIV(+)/HHV-8(+)患者はHIV感染者の5.0%を占めることを予備調査として確認した。 TT virus (TTV) コホート研究の予備実験として、リアルタイムPCRによるTTVゲノムDNAの検出と定量、genotype特異的プライマーセットを用いた一連のPCRによるgenotypingの解析法を確立した。
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