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2008 年度 実績報告書

がん診療教育システム構築

研究課題

研究課題/領域番号 19590511
研究機関京都大学

研究代表者

柳原 一広  京都大学, 医学研究科, 准教授 (70332731)

キーワード医学教育学 / がん診療 / 臨床腫瘍学 / ガイドライン / RECIST / CTCAE / TAPS
研究概要

平成19年11月22日に80頁にわたる「京都大学医学部附属病院外来化学療法部臨床実習の手引き」第3版を発行し、学生の教本として臨床実習を通じた臨床腫瘍学教育を行った。がん治療は「がん」を診るものだけでなく、「がん患者」を診ることであることを強調し、がん治療とは緩和治療が基本にあって、その上で抗がん治療が成立していることを診療に立ち合わせて伝授した。学生自らが、がん治療における基本知識や各種がん治療の標準療法、最新治療の情報を確認できるように、厚生労働省、FDA(米国食品医薬品)、NCI(米国国立がん研究所)やPDQ(Physician Data Query)などのがん情報・医療情報サイトより検索する手段を教授し、効果判定基準であるRECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)ガイドラインでの評価方法と有害事象の程度判定基準であるCTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)を教授した。学生に病歴要約書をまとめさせ、各自がプレゼンテーションを行い、主任研究者とディスカッションを行ない、がん診療に必要な知識の再確認とその習得を確実なものとした。更にがん患者情報データベースを用いて臨床腫瘍学に必要な有害事象の評価とその対策の基本的な考え方を教育し、がん診療にあたる基本的な概念を養うようにした。また文献的考察能力を養うために臨床試験に関する論文をTAPS(Trial Assessment Procedure Scale)による評価を行ない、氾濫するがん情報の中から高品質なものだけを選びぬく能力を取得するように教育した。これらをまとめて第46回日本癌治療学会総会でのパネルディスカッションでパネリストとして発表を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] これからのがん医療を支える医療人をどう育成するか2008

    • 著者名/発表者名
      柳原一広, 金井雅史, 石黒洋, 福島雅典
    • 学会等名
      第46回日本癌治療学会総会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場・名古屋
    • 年月日
      2008-11-01
  • [備考] 発表時の学会プログラム:

    • URL

      http://www.convention.co.jp/46jsco/pdf/program_3pdf

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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