研究課題/領域番号 |
19590513
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
杉田 聡 大分大学, 医学部, 教授 (00222050)
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研究分担者 |
丸井 英二 順天堂大学, 医学部, 教授 (30111545)
佐藤 公美子 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (30324213)
森山 敬子 西南女学院大学, 保健福祉学部, 助手 (80412691)
渡部 幹夫 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (00138281)
等々力 英美 琉球大学, 医学部, 准教授 (60175479)
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キーワード | GHQ / 占領史 / 保健医療史 / 医療政策 / 感染症 |
研究概要 |
国立国会図書館憲政資料室に保存されている占領期関連資料のうち、連合国最高司令官総司令部公衆衛生福祉局(GHQ/SCAP/PHW)の行政文書の中には、Daily Journalと名づけられた局内で回覧された文書が存在している。Daily Journalは、1945年10月から1952年まで原則として毎日発行され、公衆衛生福祉局の1日の活動内容、局から発信された無線文、指令、手紙、チェックシート、報告書等の一覧、記録用覚書(Memorandum for Record)のコピー、会議抄録等が収載されている。各日のDailyJournalにはこのMemorandum for Recordの表題リストが存在しているが、必ずしもそのすべてが実際にコピーとして添付されてはおらず、また逆に表題リストには掲載されていないがコピーは存在するMemorandum for Recordもあることが分かった。そこで本年度においては、Daily Journalのデータベース化と収載文書の電子ファイル化を目的として、現在まで全体の3分の2にあたる約10万件の現存しているMemorandum for Recordの表題リストを完成させた。またいくつかの研究分野(感染症対策、援助物資、学校給食等)においては、Memorandum for Recordの原文を解読・復刻することによって、時系列分析を行うことにより、保健医療政策の経過を分析するほか、GHQ文書中の統計資料と時系列の出来事の関連づけを行った。 また、これまでに復刻・解読作業を終えたWeekly Bulletinについては、研究協力者である鈴木晃仁氏の協力の下、Web上(http://www.rekishow.org/GHQ-PHW/)で全文を一般公開し、占領史研究に資することとした。
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