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2007 年度 実績報告書

複数の保健医療福祉系大学によるインタープロフェッショナル臨地実習の教育的効果

研究課題

研究課題/領域番号 19590515
研究機関首都大学東京

研究代表者

大嶋 伸雄  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (30315709)

研究分担者 木下 正信  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (10204950)
妹尾 淳史  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (00299992)
井上 薫  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (90259143)
山田 拓実  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (30315759)
谷村 厚子  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 助教 (70315761)
キーワード保健医療福祉専門職連携教育 / 連携協働 / インタープロフェッショナル臨地実習 / 多職種連携教育 / 国際教育連携 / Interprofessional Education / Interprofessional Learning / Interprofessional Work
研究概要

本研究は,英国の保健医療福祉専門職連携教育(IPE: Interprofessional Education)の概念に基づいた,効果的なインタープロフェッショナル臨地実習(以下IP臨地実習)の枠組みを確立することを目的に,次の研究課題を設定した。(1)IP臨地実習参加学生における意識変革と問題解決能力を明らかにする。(2)非参加学生群との比較から,IP臨地実習の効果を検討する。(3)今回開発される教育方法が一般化される条件設定を検討した。
平成19年度は7月に英国のUniversity of Southampton, St. George's University of LondonのIPEチーム研究者3名を首都大学東京へ招へいし,3大学の教員向けIPEカンファランスと勉強会を実施した。8月はIPEによる症例検討による机上演習,IPE学生セミナーを開催した。対象は看護学科,理学療法学科,作業療法学科,放射線学科の学生,および医学生,薬学部の学生計26名で,セミナーの前後に学生評価を実施した。評価は,自己の専門性に対する意識,症例検討における多様な問題解決能力を基盤としたアンケート調査とスタッフによる学生グループの経過観察,VTR記録が用いられた。結果,学生の視野の拡大,他専門職への興味関心の向上,相互作用による学習刺激が確認された。9月には英国の4大学を訪問調査し,IP臨地実習関連の資料・データを情報収集した。その結果,IP臨地実習における評価では,わが国の保健医療福祉制度と実際の臨床場面を想定した「IPW-Aptitude Test(連携協働適性検査:仮称)」を開発する決定を下し,IPE学生セミナーのデータをもとに,IPW-Aptitude Test(ベータ版を)完成させた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 英国の保健医療福祉系大学における専門職連携教育(IPE)の現状と背景2007

    • 著者名/発表者名
      大嶋伸雄, 高屋敷明由美, 藤井博之
    • 雑誌名

      リハビリテーション連携科学 8巻6号

      ページ: 16-26

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 作業療法教育におけるInter-professional Education(IPE)2007

    • 著者名/発表者名
      大嶋伸雄
    • 雑誌名

      作業療法ジャーナル 41巻10号

      ページ: 971-979

  • [学会発表] Web-Based Inter-professional Learningの概念による症例検討システムの開発2007

    • 著者名/発表者名
      大嶋伸雄, 井上薫, 谷村厚子
    • 学会等名
      第41回日本作業療法学会
    • 発表場所
      鹿児島市
    • 年月日
      20070600

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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