研究課題/領域番号 |
19590517
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
大武 博 福井県立大学, 学術教養センター, 教授 (20149925)
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研究分担者 |
鵜川 義弘 宮城教育大学, 環境教育実践センター, 教授 (20232803)
河本 健 広島大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (50224861)
竹内 浩昭 静岡大学, 理学部, 准教授 (90216854)
竹腰 正隆 東海大学, 医学部, 講師 (80221373)
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キーワード | 医学英語 / 英文コーバス / 共起表現 / 英語論文作成 / インターネット |
研究概要 |
本研究の最終年度にあたる平成21年度には、拡充整備・作成した医学関連英文のコーパスと共起分析システムを利用し、基本語彙の用法を中心に頻度の高い共起表現を特定し抽出した。そして生命科学分野に特化した、典型的英語表現リスト(共起リスト)を作成公開した。英米人の英文については、収録語数6千万語からなるコーパスを作成し基本資料として利用した。 (1) PubMedより医学関連英語論文アブストラクトの収集によるネイティブ版英文コーパス構築(約6千万語の英文コーパス) (2) PubMedより医学関連英語論文アブストラクトの収集による日本人版英文コーパス構築(1千万語の日本人の英文コーパス。日本人英語の特性分析に利用。) (3) コンコーダンス表記システムの拡充 (コンコーダンスの表示により、任意の語・語句の前後にどのような表現が出現しているのか、言語使用の実態を一目瞭然の形で提示するシステムを開発した。また任意の語・語句の前後に共起する単PCIのリストを頻度数と共に表示することで、単語同士の親和性を量的に判断することが可能になるシステムを開発した。) (4) 単語の頻度分析による必須語彙の特定・用法分析 (共起表現研究の対象となる単語の絞込み) 上記成果は、全て本プロジェクトが主催するホームページ(http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/)にて一般に公開しており、任意の単語について、共起、コンコーダンス、共起統計を確認することができ、日本人研究者が英語にて論文を書く際に大いに役立ち、本報告記載時点で、日々10万件ほどのアクセスを記録している。
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