研究課題
基盤研究(C)
2006 年の夏に自治医科大学附属病院で発生したセレウス菌による血流感染症アウトブレイクの解析を行ったところ、リネンタオルおよびシーツの高度セレウス菌汚染がこの事例の重要な要因であったことが判明した。具体的には、タオルを汚染していた菌が医療従事者の手指を介して輸液に混入し、輸液の中で増殖した菌が患者の血液に入ることにより、今回のアウトブレイクが発生したと考えられる。この解析結果に基づき、リネンおよび医療従事者の手指からのセレウス菌の除去、輸液の安全管理の徹底などの対策を行ったところ、セレウス菌による血流感染症の発生は終息した。
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臨床検査 53
ページ: 501-506
ホスコム 5
ページ: 1-6
INFECTION CONTROL 17
ページ: 1076-1080
環境感染 22
ページ: 175-180