アミノ酸トランスポーターを標的とする血管障害に対する新規治療戦略

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19590543
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用薬理学
• 研究機関: 杏林大学
• 研究代表者: 神崎 恒一 杏林大学, 医学部, 准教授 (80272540)
• 研究分担者: 永井 久美子 杏林大学, 医学部, 実験助手 (60398592)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: アミノ酸トランスポーター / LAT / 血管平滑筋 / 頚動脈 / ApoE欠損マウス

研究概要

アミノ酸トランスポーターLAT1はラットの血管平滑筋細胞および頚動脈に発現しており、平滑筋細胞の増殖と生存に必要であること、頚動脈の血管障害後内膜肥厚に深くかかわっていることがラットやマウスを用いた動物実験で明らかにすることができた。さらに慢性血管障害である動脈硬化や大脳虚血病変の形成にかかわっていることを現在モデル動物を使って検証中である。これらの研究により各種血管障害におけるLAT1の重要性が明らかになりつつある。

研究成果

• [雑誌論文] Association of plasma sex hormone levels with functional decline in elderly men and women. (2009)
  • 著者名/発表者名: Fukai S, Akishita M, Yamada S, Hama T, Ogawa S, Iijima K, Eto M, Kozaki K, Toba K, Ouchi Y
  • 雑誌名: Geriatr Gerontol Int 9 ページ: 282-9
  • 査読あり
• [雑誌論文] Evaluation of risk of falls in patients at a memory impairment outpatient clinic. (2009)
  • 著者名/発表者名: Kikuchi R, Kozaki K, Iwata A, Hasegawa H, Toba K.
  • 雑誌名: Geriatr Gerontol Int 9 ページ: 298-303
  • 査読あり
• [雑誌論文] ttenuation of brain white matter hyperintensities after cerebral infarction. (2009)
  • 著者名/発表者名: Moriya Y, Kozaki K, Nagai K, Toba K
  • 雑誌名: AJNR Am J Neuroradiol 30 ページ: E43
  • 査読あり
• [雑誌論文] アルツハイマー型認知症の意欲の低下に対するコリンエステラーゼ阻害薬の効果. (2009)
  • 著者名/発表者名: 鳥羽研二, 守屋佑貴子, 中居龍平, 岩田安希子, 小林義雄, 園原和樹, 長谷川浩, 神崎恒一
  • 雑誌名: 日老医誌 46 ページ: 269-70
  • 査読あり
• [雑誌論文] II型呼吸不全を契機に診断された運動ニューロン疾患を伴う前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia with motor neuron diasease)の1例. (2009)
  • 著者名/発表者名: 里村元, 小林義雄, 神崎恒一, 八反丸美喜子, 田中政道, 佐藤道子, 守屋佑貴子, 井上慎一郎, 長谷川浩, 鳥羽研二
  • 雑誌名: 日老医誌 46 ページ: 557-61
  • 査読あり
• [雑誌論文] 白質病変と転倒. (2009)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 雑誌名: Geriatric Medicine(ライフサイエンス) ページ: 697-702
• [雑誌論文] サイトカインと成長因子. (2009)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 雑誌名: 動脈硬化予防(メジカルビュー社) ページ: 24-30
• [雑誌論文] 老年症候群の治療薬と薬剤起因性老年症候群ふらつき・転倒. (2009)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 雑誌名: 月刊レジデント(医学出版) ページ: 34-38
• [雑誌論文] 老年者の運動指導は? (2009)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 雑誌名: 肥満と糖尿病(丹水社) ページ: 857-858
• [雑誌論文] 高齢者の転倒予防 (2009)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 雑誌名: 日本老年医学会雑誌 ページ: 137-139
• [雑誌論文] Stress-induced blood pressure elevation in subjects with mild cognitive impairment: effects of the dual-type calcium channel blocker, cilnidipine. (2008)
  • 著者名/発表者名: Kawashima Y, Akishita M, Hasegawa H, Kozaki K, Toba K
  • 雑誌名: Geriatr Gerontol Int 8 ページ: 278-83
  • 査読あり
• [雑誌論文] White matter lesions as a feature of cognitive impairment, low vitality, and other symptoms of the geriatric syndrome in the elderly. (2008)
  • 著者名/発表者名: Sonohara K, Kozaki K, Akishita M, Nagai K, Hasegawa H, Kuzuya M, Yokote M, Toba K
  • 雑誌名: Geriatr Gerontol Int 8 ページ: 93-100
  • 査読あり
• [雑誌論文] Adiponectin Antagonizes Stimulatory Effect of TNF{alpha} on Vascular Smooth Muscle Cell Calcification: Regulation of Gas6-Mediated Survival Pathway by AMP-Activated Protein Kinase. (2008)
  • 著者名/発表者名: Son BK, Akishita M, Iijima K, Kozaki K, Maemura K, Eto M, Ouchi Y
  • 雑誌名: Endocrinology 49 ページ: 1646-53
  • 査読あり
• [雑誌論文] Raloxifene analogue LY117018 suppresses oxidative stress-induced endothelial cell apoptosis through activation of ERK1/2 signaling pathway. (2008)
  • 著者名/発表者名: Yu J, Eto M, Kozaki K, Akishita M, Okabe T, Ouchi Y.
  • 雑誌名: Eur J Pharmacol 589 ページ: 32-6
  • 査読あり
• [雑誌論文] 骨粗鬆症予防に対する地域在住高齢者を対象とした転倒予防運動教室の効果に関する研究. (2008)
  • 著者名/発表者名: 小川純人、山田思鶴、浜達哉、神崎恒一、秋下雅弘、大内尉義、鳥羽研二
  • 雑誌名: Osteoporosis Japan 16 ページ: 671-675
  • 査読あり
• [雑誌論文] 認知症高齢者の意欲低下に関連する脳血流分布. (2008)
  • 著者名/発表者名: 園原和樹、鳥羽研二、中居龍平、小林義雄、守屋佑貴子、長谷川浩、神崎恒一、松田博史
  • 雑誌名: 日老医誌 45 ページ: 615-621
  • 査読あり
• [雑誌論文] 運動習慣を有する高齢女性における転倒リスク (2008)
  • 著者名/発表者名: 菊地令子、神崎恒一、川島有実子、岩田安希子、長谷川浩、井形昭弘、鳥羽研二
  • 雑誌名: 日老医誌 45 ページ: 526-531
  • 査読あり
• [雑誌論文] 活力度指標の信頼性、妥当性および、活力度指標と加齢、運動との関連性に関する検討. (2008)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一. 村田久、菊地令子、杉山陽一、長谷川浩、井形昭弘、鳥羽研二
  • 雑誌名: 日老医誌 45 ページ: 188-195
  • 査読あり
• [雑誌論文] Improved cognitive function, mood and brain blood flow in single photon emission computed tomography following individual reminiscence therapy in an elderly patient with Alzheimer's disease. (2007)
  • 著者名/発表者名: Tanaka K, Yamada Y, Kobayashi Y, Sonohara K, Machida A, Nakai R, Kozaki K, Toba K
  • 雑誌名: Geriatr Gerontol Int 7 ページ: 305-9
  • 査読あり
• [雑誌論文] Potent free radical scavenger, edaravone, suppresses oxidative stress-induced endothelial damage and early atherosclerosis. (2007)
  • 著者名/発表者名: Xi H, Akishita M, Nagai K, Yu W, Hasegawa H, Eto M, Kozaki K, Toba K
  • 雑誌名: Atherosclerosis 191 ページ: 291-9
  • 査読あり
• [雑誌論文] Gas6/Axl-PI3K/Akt pathway plays a central role in the effect of statins on inorganic phosphate-induced calcification of vascular smooth muscle cells. (2007)
  • 著者名/発表者名: Son BK, Kozaki K, Iijima K, Eto M, Nakano T, Akishita M, Ouchi Y
  • 雑誌名: Eur J Pharmacol 556 ページ: 1-8
  • 査読あり
• [雑誌論文] 超高齢者におけるクレアチニンクリアランス推定式の比較検討 (2007)
  • 著者名/発表者名: 平山俊一、菊地令子、井上慎一郎、塚原大輔、末光有美、小林義雄、杉山陽一、長谷川浩、神崎恒一、井上剛輔、鳥羽研二
  • 雑誌名: 日老医誌 44 ページ: 90-94
  • 査読あり
• [雑誌論文] 動脈硬化症とアルツハイマー型認知症. (2007)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 雑誌名: 老年精神医学雑誌 18 ページ: 1083-90
• [雑誌論文] 動脈硬化患者へのアプローチ法動脈硬化をきたした高齢者の診療. (2007)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一, 永井久美子
  • 雑誌名: Medicina 44 ページ: 1476-80
• [雑誌論文] 循環器疾患の老年医学QOLを見据えた循環器疾患の管理. (2007)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 雑誌名: 日老医誌 44 ページ: 711-3
• [雑誌論文] 高齢者循環器疾患に合併した認知症とQOL. (2007)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一、永井久美子、鳥羽研二
  • 雑誌名: 循環器科 61 ページ: 55-60
• [学会発表] これから認知症診療を始める医師のための基礎講座(ワークショップ)認知症患者のADL. (2009)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 学会等名: 第28回認知症学会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2009-11-21
• [学会発表] 高齢者糖尿病と認知症運動による認知機能の改善効果(シンポジウム) (2009)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 学会等名: 第24回糖尿病合併症学会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2009-10-09
• [学会発表] 高齢者の転倒予防 (2009)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 学会等名: 第51回日本老年医学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-06-19
• [学会発表] 虚弱高齢者の評価と対応(シンポジウム) (2009)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 学会等名: 第9回抗加齢医学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-05-28
• [学会発表] 高齢者の日常生活機能と男性ホルモン(シンポジウム) (2008)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一, 鳥羽研二
  • 学会等名: 第8回日本Men's Health医学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-11-30
• [学会発表] 脳皮質下虚血病変と脈波伝播速度との関連 (2008)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一, 永井久美子, 鳥羽研二
  • 学会等名: 第40回日本動脈硬化学会
  • 発表場所: つくば市
  • 年月日: 2008-07-11
• [学会発表] 高齢者の日常生活機能と男性ホルモンとの関係 (2008)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一, 山田如子, 木村紗矢香, 永井久美子, 田中克明, 菊地令子, 川島有実子, 長谷川浩, 鳥羽研二
  • 学会等名: 第50回日本老年医学会
  • 発表場所: 千葉市
  • 年月日: 2008-06-21
• [学会発表] 酸化ストレスを標的とした血管障害の治療に関する研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一(シンポジウム)
  • 学会等名: 第50回日本老年医学会
  • 発表場所: 千葉市
  • 年月日: 2008-06-21
• [学会発表] Approach to cognitive dysfunction and subcortical ischemia (2007)
  • 著者名/発表者名: Kozaki K
  • 学会等名: NU Advanced Training Course for Gerontology and Geriatrics By Asia Oceania Region of International Association of Gerontology and Geriatrics
  • 発表場所: Seoul
  • 年月日: 2007-08-18
• [学会発表] 非侵襲的動脈硬化検査法の心血管系イベント予測因子としての有用性 (2007)
  • 著者名/発表者名: 永井久美子, 神崎恒一, 橋本正良, 秋下雅弘, 鳥羽研二
  • 学会等名: 第39回日本動脈硬化学会総会
  • 発表場所: 大坂
  • 年月日: 2007-07-13
• [学会発表] Effect of exercise on healthy elderly individuals Symposium of Geriatric Medicine (2007)
  • 著者名/発表者名: Kozaki K
  • 学会等名: Metabolic syndrome in old age-Taipei
  • 発表場所: Taipei
  • 年月日: 2007-05-26
• [図書] 老年医学の基礎と臨床I (2008)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 総ページ数: 224-226
  • 出版者: ワールドプランニング
• [図書] 老年医学テキスト (2008)
  • 著者名/発表者名: 神崎恒一
  • 総ページ数: 87-90
  • 出版者: メジカルビュー社