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2008 年度 実績報告書

患者検体結果を用いた新規の精度管理法の開発と汎用化に向けた研究

研究課題

研究課題/領域番号 19590557
研究機関大阪大学

研究代表者

巽 圭太  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (00222109)

キーワード精度管理法
研究概要

平成19年度に個人を同定できる情報を削除した研究用の検査データを研究用の患者検体結果の入った研究用サーバを購入・セットアップした。本年度はこの研究用サーバを用いて、まず、FT4について平成19年度の患者検体結果を抽出して患者検体の全データの中央値、外れ値を除いた患者データの中央値や平均値の各々の変動と管理検体の変動との間においても、週毎だと有意な相関がある時期があることを確認した。
このような有意な相関がある時期は、検査結果にシフトが生じている可能性があり、精度管理の安定期とは言い難い。そこで、多くの検査項目について、精度管理の安定期となる検査結果が一定のバラツキで安定している期間を抽出するために、このような有意な相関がある時期を検出して安定期から除外出来るようなソフトの開発を目指した。この目的のためには患者検体結果の代表値を容易に算出でき、また、患者検体結果の代表値の変動と管理検体の変動の相関を容易に算出できるソフトが必要である。そこで、各検査項目より検査頻度に応じ、月毎、週毎、日毎、の患者毎の代表値を抽出するソフト(Excelのマクロ)、そのような患者毎の代表値より日_週_月ごとの患者代表値を算出する機能を持つソフト(Excelのマクロ)、日_週_月ごとの患者代表値と管理検体の代表値との相関を算出する機能を持つソフト(Excelのマクロ)を開発し、比較的容易に相関係数を出して安定期とは言い難い時期を抽出する環境を整えた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Spontaneous transient Graves' thyrotoxicosis2008

    • 著者名/発表者名
      Hidaka, Y
    • 雑誌名

      Thyroid 18

      ページ: 1133-1134

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 遺伝子検査-下垂体疾患をモデルにして2008

    • 著者名/発表者名
      巽圭太
    • 雑誌名

      臨床検査 52

      ページ: 1144-1150

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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