研究課題
基盤研究(C)
研究成果の概要 : 幼若血小板(網血小板、IPF)を自動計測により経時的に測定することにより、化学療法後の血小板回復が推測可能か否かを検討した。化学療法症例での観察では、血小板数が20,000/μL以下に減少してもIPF が10%を越えると2.2日(95%CI1.4-3.0)で血小板は30,000/μL以上に回復することが示された。しかしながら造血幹細胞移植を併用した超大量化学療法後への応用についてはさらに検討を要すると考えられた。また骨髄異形成症候群でのIPF 観察では、血小板が4万/μL以上存在しながら、IPFが10%以上の高値を示す6例中5例で染色体異常を示すこと、また血小板数が少なくIPFが大きい群の6例では、3例に臨床的な改善が得られた。IPFは血小板輸血のタイミングのみならず、MDSの予後予測にも有用である可能性が示唆された。
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