研究課題/領域番号 |
19590566
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
安達 正晃 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (70240926)
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研究分担者 |
安井 寛 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (40448593)
今井 浩三 札幌医科大学, 学長 (60117603)
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キーワード | ヒストンメチル化 / 酸化ストレス / SUVH20 / 小胞体ストレス / クロマチン構造 / マイクロRNA |
研究概要 |
1.ヒストンメチル化レベルの評価 ヒストンメチル化レベルは、フローサイトメトリー、共焦点顕微鏡及び、ウエスタンブロット法によって解析した。患者様のサンプルは、主にフローサイトメトリーを用いて解析した。サンプル間の誤差や、採血してからの時間など、安定した結果を得ることは困難であった。一方、細胞株を用いた解析では、ある種のストレスでヒストンメチル化が亢進することが判明した。ストレスとクロマチン高次構造との関連性を示唆するものであり興味深い。現在、投稿準備中である。 2.ヒストンメチル化酵素のsiRNA ヒストンメチル化酵素(ヒストンメチルトランスフェラーゼ)の中で、SuvH20に着目して解析を進めた。この遺伝子をターゲットするsiRNAをトランスフェクトし、その発現を抑制し、ストレス応答への影響をみた。複数のsiRNAの中で高率に転写を抑制するものが得られ、現在、詳細にその生物学的意義を解析中であり、その結果を報告する予定である。 3.酸化ストレスの調節機構にXBP1が関与している 同時に進行している酸化ストレスに関する研究成果は、まとまって既に発表したところである。すなわち、小胞体ストレス応答に関わるXBP1が酸化ストレス応答にもかかわり、両者のストレスから守っているらしいことを突き止めた。ヒストンメチル化とリンクしたマイクロRNA(発現抑制)を特定し、そのターゲット分子を明らかにする。すなわち、一つのマイクロRNAはおよそ100前後のターゲット分子をもつことから(Sanger WEBサイトで検索可能)、病態と関連する分子を選択しウエスタンブロット及びFACSを用いて解析する。同定されたターゲット分子の発現抑制をsiRNAによって、同時に機能抑制をインヒビターによって行い、その分子の重要性を評価する。
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