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2007 年度 実績報告書

進化分子工学技術を用いたアプタマーの作製とその臨床検査法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19590571
研究機関昭和大学

研究代表者

荒川 秀俊  昭和大学, 薬学部, 教授 (70129807)

研究分担者 大野 賢一  昭和大学, 薬学部, 助教 (20347272)
キーワードアプタマー / SELEX / RNA / DNA / 人工核酸抗体 / マイクロチップ電気泳動
研究概要

アプタマーとは分子認識能を持つ核酸分子で、1本鎖DNA(ssDNA)や團Aの特異な三次元的構造により抗体分子と同等の親和性や特異性を示す。また抗体とは異なり免疫寛容の問題がなく、さらにin vitroでの作製が可能である。本研究ではアプタマーの特徴的な性質を利用して、今後、メタボローム解析により明らかになる難治性疾患に関与する生体成分をより特異的にかつ高感度に分析する方法の開発を目的とする。研究計画としては、1.アプタマーを用いた臨床診断法の確立、2.新規アプタマーの創製、3.アプタマーの分子標的薬剤への適用を行う。本年度は、アプタマーを用いて、マイクロチップ電気泳動やELISAによる迅速かつ高感度なバインディングアッセイの開発を行い、抗体を用いるイムノアッセイに代わる新しい診断技術としての評価を検討した。バインディングと分離条件を検討した結果、トロンビンアプタマー(50pmo 1)は約60秒で検出された。一方、トロンビンとの複合体は検出されなかった。そこで非結合型のアプタマーを指標としてトロンビンの検量線を作成したところ、1-100pmo l/assayの範囲で良好な検量線が得られた。本法は簡便、迅速、高感度な測定法であり、アプタマーが抗体に代わり得る有用な分析化学的方法であることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 〓 generation of hydrogen peroxide using isoluminol-microperoxidase in &2007

    • 著者名/発表者名
      Hidetoshi Arakawa
    • 雑誌名

      Luminescence 22

      ページ: 245-250

    • 査読あり
  • [雑誌論文] アプタマーを活用した分析化学2007

    • 著者名/発表者名
      荒川 秀俊
    • 雑誌名

      臨床化学 36

      ページ: 108-115

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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