本研究では、日本の代表的な米作地域である新潟県中魚沼郡津南町において、小学4年生~中学3年生の全生徒のうち同意の得られた生徒と、若年者における住民健診受診者で同意を得られた症例を対象に、空腹時血糖値とインスリン値を測定してインスリン抵抗性を評価し、(1)肥満ならびにインスリン抵抗性の頻度を明らかにすること、生活運動強度の指標として児童の歩数を明らかにすること、各種検査項目と運動強度との関連を明らかにすること(2)その病態と危険因子を検討すること、(3)小児におけるメタボリック症候群の定義について考察すること、(4)有効な肥満発症に対する介入方法を検討することを目的とする。
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