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2008 年度 実績報告書

大腿筋肉量スケールによる高齢者の転倒防止と寝たきり予防

研究課題

研究課題/領域番号 19590632
研究機関愛媛大学

研究代表者

伊賀瀬 道也  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (90314955)

研究分担者 三木 哲郎  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00174003)
田原 康玄  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00268749)
キーワード大腿筋肉量 / 骨密度 / 高齢者 / メタボリックシンドローム / 生活の質 / 医療経済
研究概要

本研究の目的としては交付申請書に記載したように「大腿筋肉量と骨密度、身体バランス機能の相関」を明らかにすることであった。具体的には一般診療にて用いられているCT装置を用いて造影剤も用いず非侵襲的に施行が可能である大腿近位部1/3におけるCT画像を撮像する。このデータをもとにインターネットでも自由に使用可能なフリーソフトウェアを用いて測定可能な筋肉量を産出し、これとともに身長、体重などの指標をあわせて相対的な筋肉量を算出して、高齢者の日常行動範に関するQOLを評価しうる指標になることを検証することであった。
平成19年度から20年度までの実施期間中に抗加齢ドックを受診した診で研究同意を得たものにつきデータ解析した結果、計画目標通りに本研究期間に1)大腿筋肉量の変化が高齢者のQOLを評価しうる指標になる2)大腿筋肉量の維持・増加させることが転倒による骨折め予防に繋がる。3)メタボリックシンドロームと大腿筋肉量の評価を組み合わせて臨床的な指標とし、(QOL)および予後の改善につなげていくことができる。
ことを明らかにした。その成果は日本内科学会総会、日本老年医学会学術集会他の学会報告、またJournal of HypertensionあるいはCirc Journalといった国内外の英文論文等にその成果を発表した。
今回の結果から大腿筋肉量を維持・増加させることが骨折の予防に繋がることを明らかにできた。さらにメタボリックシンドロームにおける内臓脂肪量との組み合わせで高齢者の予後の改善につながる可能性を示し、これらにより医療経済の是正に貢献できると結論づけられた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Composition of lower extremity in relation to a high ankle-brachial index. ABI高値は、一般集団においてはアテローム性動脈硬化症のマーカーとはなりえない。2009

    • 著者名/発表者名
      Tabara Y, Igase M, et al
    • 雑誌名

      J Hypertension 27

      ページ: 167-173

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Asymptomatic Cerebral Microbleeds Seen in Healthy Subjects Have a Strong Association with Asymptomatic Lacunar Infarction.2009

    • 著者名/発表者名
      Jgase M, et al
    • 雑誌名

      Circ J 73

      ページ: 530-533

    • 査読あり
  • [学会発表] 体重に対する大腿筋量の相対的な抵下と重心動揺2008

    • 著者名/発表者名
      田原, 伊賢瀬, ほか
    • 学会等名
      第50会日本老年医学会
    • 発表場所
      千葉、幕張メッセ
    • 年月日
      2008-06-19
  • [学会発表] 新規発症脳卒中患者にみられるCMB~連続~51症例における検討2008

    • 著者名/発表者名
      伊賀瀬, 小原, 田原, ほか
    • 学会等名
      第105回日本内科学会総会
    • 発表場所
      東京、国際フォーラム
    • 年月日
      2008-04-13

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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