研究課題/領域番号 |
19590644
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
佐藤 恭子 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (00381989)
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研究分担者 |
林 朝茂 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (10381980)
圓藤 吟史 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20160393)
前野 敏也 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 非常勤講師 (10464611)
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キーワード | アレルギー・ぜんそく / 疫学 / 母子保健 |
研究概要 |
1.コホートの立ち上げ、健診実施場所: 政令指定都市である大阪府堺市において、追跡率の高いコホートを形成するために、母子保健法第12条に基づき1歳6か月児健康診査と3歳児健康診査(実施は3歳6か月の時点)を有効利用した前向きコホート研究を行う。平成18年4月から1歳6か月児健康診査時にべースライン調査を開始している。引き続き、参加登録を行った。 2-1.べースライン調査: 乳児の気管支喘息発症把握および要因分析のため、1歳6か月児健康診査にて行なう「アレルギー・ぜん息に関する質問票(1歳6か月児健康診査用)」に国際的な小児用調査用紙であるInternational Study of Asthma and Allergies in Childhood(ISAAC)の問診内容を組み込み、調査した。 2-2.追跡調査: 平成20年4月から実施する、3歳児健康診査にて行なう「アレルギー・ぜん息に関する質問票(3歳児健康診査用)」を作成した。幼児の気管支喘息発症把握のため、ISAAC 6-7歳用の問診内容を組み込み、作成した。 3.データの入力:1歳6か月児健康診査の問診データ入力を、平成18年度分から順次外注した。 4.データ解析: 予備的な検討を行う目的で平成18年度のデータを解析した。平成18年度の「アレルギー・ぜん息に関する質問票(1歳6か月児健康診査用)」を7379件回収し得た。1歳6か月児で、医師からぜん息と診断されたことがある児の割合は5.8%であった。アトピー性皮膚炎は6.0%、食物アレルギーは12.9%、花粉症は1.1%であった。
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