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2007 年度 実績報告書

地域住民の潜在的うつ病早期発見を目的としたうつ病関連身体要因に関する探索的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19590645
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

山本 博一  和歌山県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (30316088)

研究分担者 吉益 光一  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (40382337)
宮下 和久  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50124889)
宮井 信行  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (40295811)
キーワードうつ病 / 自殺念慮 / 身体要因
研究概要

平成19年10月の交付決定時点で、既に平成19年度の調査予定地区の住民健診は終了していた。このため、平成20年1月下旬から3月までの期間に、土・日・祝日を除いて、調査協力医療機関を個別に健診目的で受診する当該地区の住民676名を対象に調査を開始した。676名のうち、インフォームド・コンセントのための説明を受けた者は294名で、その内、280名が調査に同意した。
調査方法は医療機関において所定の精神科構造化面接を個々に実施した。現在データの整理中である。この面接データを健診で得られた身体所見に関するデータと結合することにより、うつ病や自殺念慮に関係する身体要因の特徴を抽出し、地域一般住民が内科等の一般診療科を受診した際に、うつ病を早期に発見するための指針とする。最近の研究でもうつ病患者の65%は初診科として内科を受診することが報告されており、今回の調査の結果は、これらプライマリケアを担う地域の一般医にも大いに有用な資料となり得ると考えている。
今年度は、より大規模で中高年層を中心とする集団健診受診者(40歳以上の特定健診受診者)を対象とした調査を、近隣地区で実施する予定である。この集団は一般地域住民ではあるが、国民健康保険を有する自営業者が中心であるため、多様な職種・年齢を含んでいる3月までの集団との間の主要特性について、住民間での比較を行う。さらに、和歌山県在住の警察職員に対しても同様の調査を実施し、一般地域住民との比較検討を行なう予定である。これら一連の調査によって、うつ病や自殺のリスクに関連する身体所見の特徴がより明瞭になると思われる。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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