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2010 年度 実績報告書

医薬品ならびに健康食品の有用性評価のためのメタアナリシス間接比較法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19590651
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

橋口 正行  慶應義塾大学, 薬学部, 准教授 (10271355)

研究分担者 望月 眞弓  慶應義塾大学, 薬学部, 教授 (60292679)
キーワードメタアナリシス / 間接比較 / 医薬品 / 健康食品 / 有効性 / 安全性 / 臨床評価
研究概要

医薬品ならびに健康食品の有用性評価のためのメタアナリシス間接比較法の確立と評価、ならびに臨床応用への可能性を検討するために、昨年度に引き続き、健康食品としてSt.John's Wort(SJW)の抗うつ薬としての有用性を検討した。また、新たに医薬品として新規抗精神病薬であるアリピプラゾール(ARP)とオランザピン(OLZ)の有効性に関して検討を行った。
SJWでは効果と副作用の2値データを、抗精神病薬では連続変量データを評価指標に用いて間接比較法(IC)の検討を行った。
SJWの効果を選択的セロトニン再取込阻害薬(SSRI)、三環系抗うつ薬(TCA)などとの効果と直接比較法(DC)やICにより比較した結果、DC、ICともに同様の結果が得られ、ICの有用性が示された。なお、ICによる検討では、統計学的有意差は示されなかったが、三種の中ではTCAの効果が優れていると考えられた。また、副作用については、口渇がSSRIよりもTCAで多いことがICにより示された。
RISあるいはPLBを共通対照薬として、ARPとOLZのPANSS変化量についてIC実施した結果、DCと同様の結果が得られ、効果指標に連続変量データを用いたICはDC同様に有用である可能性が示された。
またメタアナリシス解析プログラムの作成に関しては、昨年度に引き続き、専門家と共同で研究を行った。画面構成は入力系と照会・分析系の2種類とした。前者は分析するためのデータを入力し、システムに登録する画面であり、後者は入力されたデータを基に、分析情報を表示する画面となっている。開発言語は開発効率を考慮して、画面構成の言語にはHTMLおよびJavaScriptを使用した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 間接比較法の有用性に関する検討-アリピプラゾールとオランザピンの比較を例として-2010

    • 著者名/発表者名
      国富太郎、橋口正行、望月眞弓
    • 学会等名
      第31回日本臨床薬理学会年会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2010-12-01

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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