2008 年度研究成果報告書

ソーシャルストレスによる遺伝子発現異常の解析(乳仔期ストレス有無の影響)

研究課題

研究課題/領域番号	19590702
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	補助金
応募区分	一般
研究分野	内科学一般(含心身医学)
研究機関	慶應義塾大学
研究代表者	石毛敦慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20383705)
研究協力者	築地謙治慶應義塾大学, 医学部, 大学院生生井和樹星薬科大学, 薬学研究科, 大学院生中田英之慶應義塾大学, 医学部, 大学院生村上優東京理科大学, 薬学研究科, 大学院生漆瀬道洋東京理科大学, 薬学研究科, 大学院生
研究期間 (年度)	2007 – 2008
キーワード	ストレス / 行動異常 / 遺伝子発現 / マウス / SSRI / 漢方薬 / 柴胡加竜骨牡蛎湯
研究概要	現代社会において問題視されている社会的ストレス、特に"いじめ"を想定したストレス実験系を構築した。それが与える影響さらには予防・治療法を解明していくことを目的とした。本ストレス負荷により海馬脳神経栄養因子(BDNF)とグルココルチコイドレセプター(GR)関連遺伝子の発現上昇と恐怖記憶の獲得(不安様症状)が起こることを突き止めた。本ストレス負荷によるBDNFmRNA発現上昇を伴った不安は柴胡加竜骨牡蠣湯で改善できる可能性を示した。