研究課題/領域番号 |
19590761
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西田 直生志 京都大学, 大学院・医学研究科, 助教 (60281755)
|
研究分担者 |
福田 善弘 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (50127130)
西村 貴文 京都大学, 大学院・医学研究科, 助教 (40378732)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
キーワード | 肝臓病 / 肝発癌 / 癌抑制遺伝子 / エピジネティクス / 慢性肝炎 |
研究概要 |
ヒト肝癌で異常メチル化が報告されている19種類の遺伝子座位に関して、正常肝、各種の慢性肝炎組織、肝癌の前癌病変、肝癌組織のメチル化レベルを定量し、肝発癌の初期に重要と思われる7種類の遺伝子座位を選び出した。これらの遺伝子座位のメチル化は前癌病変で肝癌と同程度のレベルのメチル化が認められ、また高発癌母地であるウイルス性肝炎組織でも低レベルながらメチル化が認められたが、発癌リスクの少ないPBCの組織ではメチル化が認められなかった。またインターフェロン治療による肝炎ウイルスの消失後、数年の経過でそのメチル化も改善(消失)していた。従って、これらの遺伝子メチル化は肝発癌の初期に重要であり、その消失は発癌リスクの低下につながると考えられた。
|