研究課題/領域番号 |
19590787
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
米田 政志 愛知医科大学, 医学部, 教授 (30261407)
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研究分担者 |
中尾 春壽 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (60326139)
中出 幸臣 愛知医科大学, 医学部, 助教 (70431400)
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キーワード | 脂肪肝 / ストレス / 肝病態 / 神経ペプチド |
研究概要 |
慢性のストレスが非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)に対する影響を検討する前段階として、NASHより肝硬変および肝癌に到る動物モデルの作成を行った。5週齢雄性Wistarラットにコリン欠乏アミノ酸食(choline-deficient L-amino acid-defined(CDAA)食)を48週間にわたり投与した。CDAA食は自由摂食とし、餌の消費量は連日測定してラットの体重を毎週計測する事によってCDAA食の摂食状況を逐次確認した。CDAA食開始24週間後にラットの尾静脈より採血を行い、その後48週に屠殺して採血の後、血清ALTを測定した。また肝を取り出しパラフィン包埋固定の後ヘマトキシリン・エオジン染色、マッソン・トリクローム染色を行い、肝における炎症細胞浸潤、肝細胞壊死、肝線維化、肝脂肪化の程度および発癌の有無を評価した。また線維化に関わる遺伝子であるα-SMA抗体と発癌に関わるGST-P抗体を免疫染色にて評価した。その結果CDAA食の48週投与により、ラット肝組織において著明な脂肪変性、線維化が起こり、約50%のラットにおいて肝癌が発症した。さらに肝組織にはα-SMA抗体およびGST-P抗体の発現を認めた。
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