研究課題
基盤研究(C)
気管支喘息の難治化の主因である気道リモデリングにおける気道構成細胞の役割について、炎症細胞や上皮細胞と、平滑筋細胞との関連性に焦点を当て検討した。肥満細胞、好酸球、気道上皮から産生、放出される種々の化学物質により、気道平滑筋細胞は直接に影響を受けることで気道平滑筋収縮(気流制限)、ムスカリン受容体刺激に対する反応性増強(気道過敏性の亢進)、βアドレナリン受容体の反応性の低下(β耐性化)、気道平滑筋細胞の増殖、遊走能の増強(気道リモデリング)を生じる。これらの現象のすべてにRhoA/Rho-kinase由来のCa^<2+>感受性亢進は密接に関わっていた。以上の結果から、気道平滑筋細胞におけるRhoA/Rho-kinase系はこの疾患に対する病態解明、治療法の開発のためのあらたな標的分子と考えられる。
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