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2007 年度 実績報告書

肺癌における化学療法感受性関連蛋白の単離とイメージングによる感受性予測法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19590919
研究機関日本医科大学

研究代表者

弦間 昭彦  日本医科大学, 医学部, 准教授 (20234651)

研究分担者 工藤 翔二  日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40256912)
岡野 哲也  日本医科大学, 医学部, 講師 (00339376)
キーワードプロテオーム / 薬剤感受性 / バイオイメージング / "D-DIGE / 抗体アレイ
研究概要

肺癌における化学療法を合理的に選択するシステムの確立や標的分子のモニターリングを行うため、我々は、網羅的解析の種々の方法を利用し確かな感受性関連因子を単離することと、リアルタイムな解析のため、バイオイメージングの実現を目指すことを計画した。今年度は、この観点から感受性診断用因子を選択するため、2D-DIGEや抗体アレイなどの蛋白レベルの解析を行い、バイオイメージングによるリアルタイムな診断への活用が可能な適切な因子の選択を行った。具体的には、肺癌細胞株30株の感受性のパネルを用いたプロテオーム解析とバイオイメージングに適した膜蛋白、あるいは、代謝蓄積物質の選択、を行っている。まず、薬剤感受性パネルについて、2D-DIGE解析と抗体アレイを用いて、網羅的蛋白量解析データを得た。この解析結果と感受性データから感受性発現関連解析を行い、感受性と相関することが示された因子から、蛋白量の増加を認めるもの、肺組織の発現が障害にならないもの、治療効果発現機序に関わる因子、膜や代謝に関わるものなど、バイオイメージングに適した蛋白を選択している。この一方で、データの妥当性を検討するため、抗体アレイとトランスクリプトームの薬剤のクラスターリングを比較したが、再現性のあるデータを得ている。ただ、具体的な感受規定因子は解析により異なり、イメージングに適した因子は、蛋白解析から得るべきであると考えられた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] Gemcitabine resistance in a highly metastatic subpopulation of a pulmonary adenocarcinoma cell line resistant to gefitinib.2007

    • 著者名/発表者名
      Takemura A,
    • 雑誌名

      Int J Oncol. 31(6)

      ページ: 1325-1332

    • 査読あり
  • [雑誌論文] PTEN inactivation in lung cancer cells and the effect of its recovery on treatment with epidermal growth factor receptor tyrosine kinase inhibitors.2007

    • 著者名/発表者名
      Noro R,
    • 雑誌名

      Int J Oncol. 31(5)

      ページ: 1157-1163

    • 査読あり
  • [雑誌論文] In vitro simulation study of individualized chemotherapy in lung cancer.2007

    • 著者名/発表者名
      Li C,
    • 雑誌名

      J Nippon Med Sch. 74(3)

      ページ: 217-222

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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