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2008 年度 研究成果報告書

SNPに対するジーンチップによる肺癌EGFR変異遺伝子関連遺伝子の発見とその解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19590924
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関宮城県立がんセンター(研究所)

研究代表者

前門戸 任  宮城県立がんセンター(研究所) (40344676)

連携研究者 萩原 弘一   (00240705)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
キーワード非閉塞性肺疾患癌 / 肺線維症 / 呼吸器感染症 / その他・肺癌 / EGFR遺伝子変異
研究概要

肺癌は日本人の年間死亡者数が5万人を超え、化学療法に抵抗性な難治性固形腫瘍の代表である。肺癌においてはこれまで幾つかの遺伝子変異が示され、発癌に関与することや治療の標的となりうることが報告されてきた。なかでも多くの悪性腫瘍で過剰発現が報告さている上皮増殖因子受容体(EGFR)については、肺癌でEGFR遺伝子に変異があることが明らかとなった。非小細胞肺癌に対する初の分子標的治療剤として世界に先駆けて日本で承認された薬剤であるゲフィチニブは、そのEGFRのチロシンキナーゼ(TK)阻害を作用機序としており、肺癌治療において重要な役割を担ってきている。このゲフィチニブの奏効例では肺癌のEGFRのTK領域において遺伝子変異が多いことが報告され、このEGFR遺伝子変異が治療効果予測因子として臨床の場で広く認識されるようになった。このEGFRの遺伝子変異に人種差が認められ日本人をはじめとした東アジア人にその遺伝子変異が多いことが報告された。本研究ではこの遺伝子変異人種差に影響を与えるEGFR遺伝子変異関連遺伝子があると予想しEGFR遺伝子変異陽性患者を研究対象とし,全ゲノムレベルのSNP解析を通してその関連遺伝子を同定することを目的とする。
すでに解析された検体では関連遺伝子の同定には不十分であり更にEGFR遺伝子変異症例を集積し関連遺伝子の同定に努め、DNAの保存は一部を鍵のついた-80℃の冷蔵庫に保管し、一部を埼玉医科大学ゲノムセンター及びDenmark AROS社に送った。その際には患者が特定できないように符号をつけて患者名、ID等では扱わない。照合表は研究代表者が管理を行った。解析結果はまだ十分量に達しておらず、引き続き検体の集積に努める。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Randomized phase 11 trial comparing amrubicin with topotecan in patients with previously treated small-cell lung cancer : North japan lung Cancer : Study Group Trial 04022008

    • 著者名/発表者名
      Inoue A, Sugawara S, Yamazaki
    • 雑誌名

      J Clin Oncol 26

      ページ: 5401-5406

  • [雑誌論文] Suppression of surfactant protein A by an epidermal growth factor receptor tyrosine kinase inhibitor exacerbates lung inflammation2008

    • 著者名/発表者名
      Inoue A, Xin H, Suzuki T
    • 雑誌名

      Cancer Sci 99

      ページ: 1679-1684

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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