研究課題/領域番号 |
19590959
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
大屋 祐輔 琉球大学, 医学部, 准教授 (30240964)
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研究分担者 |
等々力 英美 琉球大学, 医学部, 准教授 (60175479)
井関 邦敏 琉球大学, 医学部附属病院, 准教授 (90193383)
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キーワード | 食事 / 血圧 / 野菜 / 酸化ストレス / 脈波 / 尿中微量アルブミン |
研究概要 |
沖縄に在住する健康な40-60歳代の米国人男女138名に対して、無作為割付クロスオーバーデザインで4週間の介入を行った。介入では、伝統的沖縄食を現代風レシピに改良したチルド食8食分/1週、ゴーヤジュース約1L/1週を配送した。対照群は従来のアメリカ型食事を摂取するように指導した。介入前後に食事調査と臨床マーカーを測定した。前半介入の結果によると、尿中ナトリウム排泄は介入群0.94g/日の減少、対照群0.04g/日の増加、体重変動は介入群において0.9kg、対照群において0.1kgの減少,血圧変動は介入群において収縮期2.6mmHg、拡張期2.1mmHg、対照群において0.2mmHg、0.3mmHgの減少がそれぞれ見られた。沖縄野菜を豊富に取り入れた伝統的沖縄型食事が、高血圧予防や改善に有効である可能性が示唆された。また、介入群において、尿中微量アルブミンの低下、流血中の内皮前駆細胞数の増加が認められた。いずれも論文作成中である。また、同様なプロトコールにより、東京都市圏在住の日本人男女282名に対して、介入を行った。現在、臨床データーの測定中である。
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