研究課題/領域番号 |
19590959
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
大屋 祐輔 琉球大学, 医学部, 教授 (30240964)
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研究分担者 |
等々力 英美 国立大学法人琉球大学, 医学部, 准教授 (60175479)
井関 邦敏 国立大学法人琉球大学, 医学部附属病院, 准教授 (90193383)
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キーワード | 食事 / 血圧 / 野菜 / 酸化ストレス / 微量アルブミン |
研究概要 |
チャンプルースタディ4を首都圏在住の中年男女を対象として行った。 前半介入群(介入前127/78mmHg)で、収縮期血圧が4.4mmHg減少し、拡張期血圧も2.5mmHg減少した。一方、対照群では、収縮期血圧は2.5mmHg減少、拡張期血圧では1.1mmHg減少であり、血圧に有意な減少効果が見られたが、介入群と比較して減少幅は少なかった。介入群で、尿中ナトリウム排泄(-0.9g/日)、体重(-0.3kg)は減少、対照群では、尿中ナトリウム排泄(0.03g/日)、体重(-0.1kg)は変化しなかった。収縮期および拡張期血圧の減少幅は、同一の介入食を摂取した米国人の結果とほぼ同程度であった。介入群で血中ビタミンCおよび葉酸の増加が、有意に見いだされた。前期介入における脱落率は13%であった。 チャンプルースタディー3の結果のうち、尿中微量アルブミンの変化について解析した。24時間蓄尿により尿中微量アルブミンを介入群と非介入群で比較した。微量アルブミンは介入群で12.7mg/日から8.Omg/日に減少したが、非介入群では有意な変化がなかった。介入群では、血圧低下(-3mmHg)、空腹時インスリン、HOMA-Rの低下が認められ、それらが複合的に尿中微量アルブミンを減少させていると考えられた
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