研究概要 |
今回の研究の目的は,MMP-2ノックアウトマウスにSTZを投与し1型糖尿病とし,尿中アルブミンが改善するかを目的とした。STZにおける1型糖尿病誘発4週でのMMP-2の発現はコントロールと比較し約20加倍高値であったとより,初期糖尿病性腎症の発症にMMP-2が関写している可能性が示唆される。DM誘発によりTchoの上昇がみられたが, MMP-2deficiencyにて改善していることは興味深い。MMP-2KOの効果としては,糖尿病由薬尿中アブミンはMMP-2kOにて改善傾向にあるものの有意差なく,他のpro-fibroticなマーカーであるcTGFについても, DM誘発にて有意にその発現の上昇がみられたが,MMP-2deficiencyにてその発現上昇の改善はみられなかった。血管透過性抑制因子である理DF発現については,現在までの報告ではDM誘発にてその発現は低下するどのことであったが,今回は逆の結果であった。この解析には糸球体,尿細管間質が含まれており,今後は免疫染色等によPEDFの糸球体に限局工した発現を検討ずる予定である。今回MMP-2deficiencyが糖尿病腎症において改善効果を示さなかったが,この原因として,観察期間が4週と短期間であったことが挙げられる016週studyにて,尿中アルブミンを含めた他の因子,特にpodcyte関連蛋白の発現を中心に,今後積極的に解析を行っていく予定である。また, podocyteを培養し,AGEにて刺激したところ,podocyteのdetachment_がみられた。また, MMP-2のinhibitorにてこdaetachmentが改善したこどから,AGEがMMP-2を介してpoadcyteのdetahmentを誘導し尿蛋白漏出に関与している可能性がある。
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