研究課題/領域番号 |
19591011
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
園生 雅弘 帝京大学, 医学部, 准教授 (40231386)
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研究分担者 |
畑中 裕己 帝京大学, 医学部, 助手 (40322458)
塚本 浩 帝京大学, 医学部, 助手 (80459320)
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キーワード | 脳神経疾患 / CIDP / 体性感覚誘発電位 / 神経伝導検査 / 電気診断学 / 頚椎症性脊髄症 / 腕神経叢障害 |
研究概要 |
1.本研究の中核的テーマである、CIDPにおけるSEPとNCSの診断能力を比較する研究については、評価パラメータを定めて、各協力施設での患者エントリーを開始した。また、正常被検者でのNCSデータの収集も開始している。 2.前向き研究以前のCIDP患者約15例における、各検査の感受性・特異性の後ろ向き評価については、塚本が中心となってデータをまとめ、現在論文執筆中である。 3.SEPの評価パラメータにおいて何を重視すべきかという点において大きな意義を有する、頚椎症性脊髄症におけるSEP(正中神経、および脛骨神経)所見の検討については、中井俊一(研究協力者、帝京大学大学院生)が中心となってデータ解析を終了し、現在論文投稿中である。正中神経SEPにおいてはN9o-P13/14o成分、脛骨神経SEPにおいてはN21-P38p成分が有用であることなど、従来知られていなかった点が判明し、有意義な結果であった。 4.その他の関連研究として、福田博之(研究協力者、静岡県立癌センター)が中心となって行った、正中神経SEPの刺激強度決定のための最適な方法はSNAPモニターであることを示した研究が論文として掲載された。また、その他、ALSの電気診断に関する研究、重症CTSのNCS所見に関する研究、前足根管症候群症例に関する研究などが論文投稿中である。 5.2007年10月のアメリカ電気診断学会(畑中が参加)などの学会において、関連研究の報告を行った。
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