研究概要 |
1.2型糖尿病モデルマウスにおける細胞再生の誘導と細胞傷害機構の解析 ンスリン分泌が低下する高齢db/dbマウスにex-4を持続皮下投与(30μg/kg/day)するとコントロール群に比して、空腹時血糖値・随時血糖値が低下し、血中インスリン値が増加した。また体重減少が抑制された。膵β細胞において小胞体ストレス分子のうちBipとIRE1α発現はex-4群にて有意に低下した。Calnexinとcalreticulinは不変であった。またアポトーシス関連旨分子であるCHOP, caspase-12,cleaved-caspasc-3発現はex-4群で低下した。酸化ストレスマーカーであるMitotracker Red CC-1の蛍光強度はex-4群で低下し、再生膵においてPDX-1発現の増強が観察された。 2.PDX-1発現を緑色蛍光で可児化できるPDX-1 promotor-eGFP Tgにおける膵β細胞再生脾の誘導 PDX-1 promotor-eGFP TgマウスにSTZ投与にて糖尿病を誘発した。この糖尿病マウスにex-4を投与することにより糖代謝・インスリン分泌力が改善した。再生膵にはPDX-1陽性緑色蛍光が強く観察され、これらを単離し、網羅的遺伝子発現解析により新規膵β細胞再生・分化因子の同定をめざしている。
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