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2007 年度 実績報告書

インスリン抵抗性発症における白色脂肪および 糧色脂肪組織内活性酸素種の意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19591059
研究機関熊本大学

研究代表者

水流添 覚  熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (50398202)

研究分担者 荒木 栄一  熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (10253733)
西川 武志  熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 助教 (70336212)
キーワードインスリン抵抗性 / 酸化ストレス / MnSOD / 脂肪組織
研究概要

白色脂肪組織および褐色脂肪組織におけるミトコンドリア由来酸化ストレスmtROSが細胞機能および生体のインスリン感受性どのように関与するかを明らかにするため、mtROSの特異的除去酵素であるManganese SOS(MnSOD)を用いた実験系を構築、解析することとした。具体的には脂肪組織特異的MnSOD発現マウスのを用いたin vivo解析、並びに培養脂肪細胞を用いて内因性MnSOD遺伝子発現を増強させるin vitro解析の二つのアプローチを用いる。
平成19年度はCre-LoxPのシステムを用いて、各種臓器特異的MnSOD過剰発現を可能にするマウスシステムの構築を目指した。まず前実験として、培養細胞(HEK293細胞、COS7細胞)にMnSOD-LoxプラスミドとCre recombinase発現プラスミドを一過性に導入し、Lox遺伝子組み換えが起こるかを確認した。genomic PCR法で遺伝子の組み換えが起こっていることが確認でき、RT-PCR、ならびにウエスタンブロット法組み換え遺伝子の転写並びに蛋白翻訳が適切になされることを確認した。次に、上記MnSOD-Lox trangeneをC57BL6マウス受精卵の雄性前核にマイクロインジェクション法で導入した。トランスジェニックマウスの作成はCARD(生命資源研究・支援センター/動物源開発研究部門)で行った。得られたF0マウスのスクリーニングを行いトランスジェニックマウス4ラインを得た。このマウスをAP2-Creマウスと交配することにより脂肪組織特異的MnSODトランスジェニックマウスを確立する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Endothelial MnSOD overexpression prevents retinal VEGF expression in diabetes mice.2008

    • 著者名/発表者名
      Goto H.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun 366

      ページ: 814-820

    • 査読あり
  • [雑誌論文] IRS-1 transgenic mice show increased epididymal fat mass and insulin resistance.2007

    • 著者名/発表者名
      Murata Y.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun 364

      ページ: 301-307

    • 査読あり
  • [学会発表] IRS-1過剰発現マウスにおける脂肪蓄積と糖代謝についての解析2007

    • 著者名/発表者名
      水流添 覚(代表者)
    • 学会等名
      第50回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 発表場所
      仙台市
    • 年月日
      2007-05-25

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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