1)大腸菌を用いたリコンビナントタンパクの精製;大腸菌にMBPタグとHAタグを融合したZ5を発現するプラスミドを一過性に導入した。Inductionの後に大腸菌を回収し、精製を行った。アミロースレジンと陰イオン交換カラムによる精製を行った後に、プロテアーゼを用いてMBPを切断することに成功した。現在、未切断の蛋白の除去を行っている。得られた蛋白を用いて、脂肪細胞と血管内皮細胞における機能解析を行う予定である。 2)Z5を発現する脂肪細胞の解析;レトロウイルスを用いてZ5を発現する3T3-L1脂肪細胞を作成した。分化過程において、parental細胞との比較を行っている。 3)抗体作成;Z5の抗体を作成するために、大腸菌を用いたZ5リコンビナントタンパクの精製を開始した。 4)トランスジェニックマウスの作成;SAPプロモータを用いて肝臓特異的にZ5を発現するトランスジェニックマウスの作成を行った。肝臓において高発現する個体が得られた。糖代謝機能についての解析を開始した。
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