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2007 年度 実績報告書

膜型受容体Rykを介した骨代謝作用の解明と骨粗鬆症治療への応用開発

研究課題

研究課題/領域番号 19591081
研究機関九州大学

研究代表者

大中 佳三  九州大学, 大学院・医学研究院, 講師 (30325518)

研究分担者 高柳 涼一  九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30154917)
キーワード骨芽細胞 / Wntシグナル / Ryk
研究概要

Wnt/LRP5系が骨形成を促進するシグナルとして重要な働きを担うことが知られている。本研究ではWntの共役受容体として機能することが最近新たに報告された膜型タンパク質Ryk(receptor-related tyrosinekinase)について、Wntによる骨形成促進作用への関与とそのメカニズムを解明することをめざして、本年度は以下の成果を得た。 1.骨芽細胞系細胞におけるWnt/Ryk系の解析:マウス間葉系細胞株であるC3H10T1/2細胞を用いてWnt受容体およびRyk受容体の発現をRT-PCRおよびreal-time PCR法にて検討した。培養C3H10T1/2細胞はWnt受容体およびRyk受容体のmRNAをほぼ同等に発現していた。受容体の発現はWesterhblot法により、蛋白レベルでも確認された。 2.siRNAを用いたLRP5受容体とRyk受容体のノックダウン:LRP5遺伝子とRyk遺伝子に対する合成siRNAを用いてC3H10T1/2細胞におけるそれぞれの受容体のノックダウン効率を検討した。LRP5遺伝子とRyk遺伝子は、それぞれreal-time PCR法によるmRNAの発現レベルで70-80%がノックダウンされていた。蛋白レベルでも受容体のノックダウンを確認した。受容体のshRNAを発現するウイルスベクター系を構築し、上記細胞に発現させてそれぞれの受容体をノックダウンした安定細胞株を現在作成中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Adiponectin and colorectal adenomas:Self Defense Forces Health Study2008

    • 著者名/発表者名
      Fukumoto J
    • 雑誌名

      Cancer Sci 99

      ページ: 781-786

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ステロイド骨粗鬆症の予防と治療2007

    • 著者名/発表者名
      大中 佳三
    • 雑誌名

      医学のあゆみ 221

      ページ: 113-118

  • [雑誌論文] Cyclooxygenase-2 inductuion by lysophosphatidylcholine in cultured ratvascular smooth muscle cells:involvement of the p38MAPK pathway2007

    • 著者名/発表者名
      Yamakawa T
    • 雑誌名

      Biomed Res 29

      ページ: 1-8

    • 査読あり
  • [学会発表] Wntシグナル遺伝子の一塩基多型(SNPs)と骨密度の関連解析2007

    • 著者名/発表者名
      大中佳三、足立雅広、河手久弥、高柳涼一
    • 学会等名
      第49回日本老年医学会学術総会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2007-06-21

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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