研究課題
基盤研究(C)
血友病臨床においてインヒビター陽性患者に対するインヒビターの制御方法は克服すべき重要課題である。血友病Aマウスに対して、植え込み型マイクロポートを用いた持続的抗原暴露システムを導入し、安定的な頻回投与を実現するモデルを作製した。0.05 単位/g体重、5 回/週での第VIII因子投与群(連続投与前抗第VIII因子抗体価,1.8±0.4 BU/mL)において、連続投与後の抗第VIII因子抗体ピーク値 5,621.3±1,115.6 BU/mL(暴露回数 61.0±13.4 回)で、抗第VIII因子抗体力価がピーク値の20%未満となる暴露回数は163.3±26.7回であった。血友病Aマウスに対し持続的抗原暴露システムを導入し、第VIII因子の安全な頻回および連続投与を実現させることにより、免疫寛容誘導マウスモデルの作製が可能であると考えられた。本研究の成果は、臨床的なインヒビター陽性血友病症例における第VIII因子の頻回投与により誘導される免疫寛容誘導機序の解明に繋がるものと考えられる。
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