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2007 年度 実績報告書

最重症型関節リウマチ(ムチランス型)の発症および進展に関わる遺伝子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 19591164
研究機関京都大学

研究代表者

大村 浩一郎  京都大学, 京都大学・医学研究科, 助教 (40432372)

研究分担者 山田 亮  東京大学医科学研究所, ヒトゲノム解析センター・ゲノム機能解析分野, 准教授 (50301106)
島田 浩太  (独)国立病院機構, 相模原病院・リウマチ科, 流動研究員 (10392995)
キーワード関節リウマチ / SNP / ムチランス / 疾患関連遺伝子 / 重症化
研究概要

当研究の目的である関節リウマチ(RA)の重症型(ムチランス型)に関連する遺伝子を探索するために、平成19年度は主に3施設(京都大学附属病院、国立病院機構相模原病院、道後温泉病院)でRA患者のDNA検体を収集した。これまでに計1897例のRA検体を収集し、そのうちムチランス型78例、軽症型64例を認めた。各病型群の患者背景は年齢がそれぞれ63.5±10.7才、64.4±10.0才、男女比が67:2、44:14、罹患年齢は29.4±11.1年、17.6±9.1年、stageは3.9±0.3、1.9±1.0、classは2.7±0.7、1.7±0.7であった。ムチランス型78例と軽症型64例を含む計400例のRA検体からDNAを抽出した。当初は候補遺伝子をあげてタイピングする予定であったが、予定を変更し30万SNPを網羅したDNAチップ(Illumina社HumanHap300)を用いて全ゲノムにわたるSNPのタイピングを行った。関連解析にてp値の低いものから上位20SNPsを抽出すると染色体chr1,2,3,4,8,9,12,13,19に限られており、HLAを含むchr6は上位20位には入っていなかった。ただし、最も低いp値でも1.09x10-5と30万SNPを対象にすると偶然の確率で出現する程度であった。今回の解析では十分な有意差を示すSNPは検出されなかったが、本年度の成果としては約2000例と多数のRA患者DNAを収集できたことが挙げられる。平成20年度には症例数を増やしたり、重症型の定義を広げることで2次スクリーニングを行うことで、重症化に関わる遺伝子(多型)を検索し、将来のテーラーメード医療や病態の解析に役立てたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 抗CCP抗体の臨床的意義2008

    • 著者名/発表者名
      大村浩一郎、三森経世
    • 雑誌名

      炎症と免疫 16

      ページ: 79-85

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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