研究課題
基盤研究(C)
sphingosine 1-phosphate (S1P)はS1P受容体を介して血管新生、炎症、発癌などに深く関与する生理活性物質として注目されている。関節リウマチの関節滑膜細胞にはS1P受容体が存在する。FTY720, 2-amino-2-[2-(40octylphenyl)ethyl]propane-1,3-diol hydrochloride はS1P 受容体(S1P1)の阻害作用を持つ、新規の免疫抑制薬である。この薬剤はS1P1を介してリンパ球を胸腺や二次リンパ組織にホーミングする作用もあり、末梢血のリンパ球を減少させる。本研究では、FTY720が関節炎のモデルであるSKGマウスの関節炎の発症を抑制し、そのメカニズムとして、リンパ球のホーミングだけでなく、S1Pを介する、血管新生、増殖、炎症なども抑制することを証明した。
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