研究課題
基盤研究(C)
(1)1型糖尿病のモデル動物であるNODマウスを用いて、Laser Microdissection (LMD)法による膵島浸潤リンパ球の解析を行い、膵島破壊につながるTh2からTh1への変化は局所の膵島炎の進行度によるものではなく全身的にTh1優位に傾ける因子により変化すると考えられた。また顎下腺でも膵島と同様のTh1/Th2バランス変化が認められたことから、膵島と同様な破壊機序が存在すると考えられた。LMD法による凍結切片中の細胞の解析は確立している。(2)同様の方法を用いて肝臓内移植膵島の移植後6時間以内の早期拒絶機序における白血球を経時的に採取しLMD法を回収しどのような細胞がケモカインを産生しているか、その機序を解析中である。(3)肝臓内移植膵島早期拒絶機序には移植膵島から放出されるHMGB1が引き金となり、HMGB1により肝内単核球、NKT白血球からのIFN-γ、IL-12、IL-6産生が増強され膵島は破壊される。さらにTHR-2,RAGEがHMGB1の受容体であることが解明した。
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