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2007 年度 実績報告書

溶血性尿毒症症候群に合併する急性脳症の発症におけるグリア細胞の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19591218
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

南 弘一  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60301438)

研究分担者 鈴木 啓之  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (80196865)
吉川 徳茂  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (10158412)
キーワード溶血性尿毒症症候群 / 急性脳症 / 志賀毒素 / グリア細胞
研究概要

本研究では、志賀毒素(Stx)産生型腸管出血性大腸菌感染による溶血性尿毒性症候群(HUS)に伴う急性脳症(HUS脳症)の発症機序に関する基礎的研究を、グリア細胞を用いて行う。
(1)Stx刺激による正常ヒトアストロサイトでのIL-8、MCP-1などのケモカイン発現と、ケモカインが白血球付着・移行能やGb3発現能に与える影響を検討.
(2)同細胞培養系で、抗IL-8抗体、抗MCP-1抗体の抗ケモカイン抗体を用いて、白血球付着・移行能やGb3発現能とStxの関与を検討.
(3)Stxがケモカイン発現に関与する転写因子NF-κBに与える影響を検討.
準備段階で、臍帯静脈血管内皮細胞の培養系を確立し、Stxで刺激された培養液をELISA法で測定してIL-8、MCP-1などケモカインの上昇を確認した。
現在、ヒトアストロサイト細胞でStxや大腸菌LPSを添加して、ケモカインの上昇をELISA法により検討を行っている。また経時的にtotal RNAも抽出しており、今後ノーザンブロット法にも利用していく予定である。さらにNF-κBについてもELISA法により検討している。
また、アストロサイト細胞をStxで刺激し、グリオーシスの誘導が起こらないかをglial fibrillary acidic protein(GFAP)抗体を用いて、免疫組織染色法で検討している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Acute encephalopathy and rhabdomyolysis following rotavirus gastroenteritis2007

    • 著者名/発表者名
      Minami K, et. al.
    • 雑誌名

      J Paediatr Child Health 43(1-2)

      ページ: 90-91

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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