研究課題/領域番号 |
19591219
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研究機関 | 群馬パース大学 |
研究代表者 |
井埜 利博 群馬パース大学, 保険科学部, 客員教授 (60138261)
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研究分担者 |
岡田 了三 群馬パース学園, 付属研究所, 所長 (60052990)
太田 光熙 神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (00330423)
高橋 和久 順天堂大学, 呼吸器内科, 教授 (80245711)
稀代 雅彦 順天堂大学, 小児科, 准教授 (40317409)
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キーワード | 受動喫煙検診 / コチニン / 生活習慣病検診 / 喫煙 / オッズ比 |
研究概要 |
平成19年度の研究として、小児生活習慣病検診と受動喫煙検診を同時期に行い、食生活、運動その他の生活習慣と受動喫煙との関係を横断的に調査した。対象は平成18年度に受診した小学校4年生526名(男女比は267:259、年齢は9.5±2.3歳)。方法は生活習慣病検診に付け加えて生活習慣に関する調査20項目および両親の喫煙に関する調査19項目を行い、更に受動喫煙の生体指標として尿中コチニンを測定した。統計は多重ロジスティック分析を用い、受動喫煙の危険因子を調整したオッズ比(OR、95%CI)で表した。その結果、尿中コチニン値に影響する危険因子は両親喫煙の項目では母親の喫煙の有無(OR:11.9、CI:1.2-122)、母親の喫煙本数(OR=1.2、CI:1.0-1.3)が最も高く、生活習慣の項目ではTVを見ている時間(OR:1.8、CI:1.3-5.3)、学校以外でのスポーツ時間(OR:2.7、CI:1.2-6.5)などが高かった。また尿中コチニン値は父親の喫煙本数(r=0.35、P<0.01)より母親の喫煙本数(r=0.46、P<0.001)と有意に相関したが、相関係数は低かった。以上の様に子どもの受動喫煙を防止するには母親の禁煙が必須である。また、両親のいずれかが喫煙する家庭では家での生活習慣が受動喫煙に影響を及ぼす。
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