研究課題
基盤研究(C)
ヒトボカウイルス(Human bocavirus ; HBoV)は2005年にスウェーデンの研究者により発見されたウイルスである。まず最初に本研究ではバキュロウイルス・昆虫細胞発現系を用いた抗HBoV IgG抗体の測定方法を確立した。4名の呼吸器感染症の小児患者の回復期血清中の抗HBoV IgG抗体の上昇を認めるとともに、鼻咽頭ぬぐい液と血清からHBoVゲノムを検出した。年齢層別の抗HBoV IgG抗体陽性率をみると、6-8か月の抗体陽性率は最低であるが、その後上昇して6歳以降のほとんど全ての人が抗HBoV抗体を保有していることがわかった。これらのことから、HBoVは呼吸器感染症に関連する重要なウイルスであると推定された。
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