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2008 年度 実績報告書

新たな末梢血幹細胞動員法の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19591252
研究機関徳島大学

研究代表者

渡辺 浩良  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (50423413)

研究分担者 大西 敏弘  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (40423412)
キーワード末梢血幹細胞 / 破骨細胞 / IL-8 / MMP-9 / CD26 / CXCR4
研究概要

既報に従って、末梢血単核球から破骨細胞を誘導し(Blood 2004 104:2484-)、RANKLとM-CSFを加えて培養した。この培養破骨細胞に、G-CSF、RANKL、G-CSF+RANKLを添加し、培養上清を採取した(1、3、5日)。培養上清を用いて各種サイトカインを測定した。測定したサイトカインは、IL-8、MMP-9、cathepsinKである。破骨細胞はin vitroでIL-8、MMP-9を産生していることが証明出来たが、G-CSFやRANKLによる産生の変化(増加)は証明できなかった。cathepsin Kの産生は証明できなかった。末梢血幹細胞動員における破骨細胞の関与が、IL-8やMMP-9、cathepsin Kを介したものである可能性が示唆されているが、G-CSFの破骨細胞に対する直接作用ではなく、その他の細胞など介した作用であると考えられた。また、RANKLによる末梢血幹細胞動員促進の可能性を示すことができなかった。
G-CSFで動員・採取した末梢血幹細胞からCD34陽性細胞分画を分離した。CD34陽性細胞に発見しているCD26、CXCR1、CXCR2、CXCR4をフローサイトメーターで測定した。CD34陽性細胞無血清培地で培養し、培養細胞にG-CSF、IL-8、C-CSF+IL-8を添加した。培養細胞に発見しているCD26、CXCR1、CXCR2、CXCR4をフローサイトメーターで測定した。CD26、CXCR1、CXCR2、CXCR4は、CD34陽性細胞分離直後には発見が無かったが、無血清培地のみで発見の増強がみられた。しかし、G-CSFやIL-8の添加による発見の変化は認めなかった。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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