研究課題/領域番号 |
19591286
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
奥谷 貴弘 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60336881)
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研究分担者 |
樋口 隆造 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (70156579)
吉川 徳茂 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (10158412)
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キーワード | 新生児慢性肺疾患 / 一酸化窒素吸入療法 / 肺線維化 |
研究概要 |
本研究は人工呼吸管理を必要とする超低出生体重児に低用量の一酸化窒素(NO)吸入療法を行うことが、アンジオテンシンII(ANG II)による肺の線維化を抑制することを、気管支肺胞洗浄液中のアンジオテンシン変換酵素(ACE)、ANG II、TGF-β1など関連物質濃度を測定することによって証明しようとするものである.本年度はまず目的とする測定物質に最適の気管支肺胞洗浄液(BAL)の採取方法・技術の確立をめざし、気管内に滴下する生理食塩水の量、吸引回数、BAL採取後の遠心分離方法を詳細に検討した. 次にACE、ANG II、TGF-β1のELISAキットを用いてBAL中の濃度測定技術の安定化を追究,また結合組織成長因子(CTGF)測定にむけてヤギの抗ヒトCTGF抗体を用いたsandwich ELISA法の習得を実施した. 本研究によってNO吸入療法が超低出生体重児の肺線維化を抑制することが証明できれば、現在治療法のない新生児慢性肺疾患に安全な治療法を提供することとなり、新生児医療に多大なる福音をもたらすものと考えられる.
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