研究課題/領域番号 |
19591343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
北村 秀明 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (00361923)
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研究分担者 |
塩入 俊樹 岐阜大学, 医学部, 教授 (40235487)
渡部 雄一郎 新潟大学, 医歯学系, 助教 (90401744)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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キーワード | 統合失調症 / 脳 / 核磁気共鳴画像 / ゲノム / 一塩基多型 |
研究概要 |
MRSにより測定されたグルタミン酸・グルタミン(Glx)とGABAの脳内濃度を統合失調症の中間表現型とみなし、これに影響を与える遺伝子の一塩基変異(SNP)を探索するために、ドパミンD3受容体(DRD3)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、ニューレグリン1(NRG1)の遺伝子の計8つのSNPを調べた。同時に脳局所体積と脳白質拡散異方性も測定した。結果、前部帯状回、後部帯状回、小脳のN-アセチルアスパラギン酸、コリン含有物、Glx、GABA濃度は野生型と非野生型で有意差はなかった。脳局所体積についても同様であった。しかし脳白質の拡散異方性指標fractional anisotropy(FA)については、NRG1遺伝子のSNPの一つrs39249993の非野生型では右前頭連合野白質のFA値が有意に低かった。またこの変異を持つ統合失調症患者の右前頭連合野白質のFA値は、さらに低値であった。
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