• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

モデル動物を用いた自閉症治療法についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 19591350
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

定松 美幸  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (90252387)

研究分担者 金井 裕彦  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (30293830)
キーワード自閉症 / 甲状腺ホルモン / 小脳 / ノックアウトマウス / 行動解析
研究概要

今年度は、引き続き甲状腺ホルモン受容体ノックアウトマウス(TRKO)の行動解析、組織学的検討を試みた。TRKOα、βからダブルノックアウトマウスを作成することができ、これを比較検討に供した。昨年までの結果と比較した結果、TRKOαはオープンフィールドテストの行動で多動と不安閾値が高いことが示された。Homozygotesにその傾向は強く、heterozygotesはコントロールとhomozygotesの中間の傾向を示したことから、受容体の有無が影響していることが示唆された。雌雄の差は有意ではなかった。多動傾向はTRKOβでより顕著で、αと同様に不安閾値の高さが明らかになった。
homozygotesが最も多動で、heterozygotes1はコントロールと中間を示す所見も同様であった。意外なことに、ダブルノックアウトマウスはワイルドタイプよりも寡動を示し、すべての測定項目でTRKOα、βを含めたすべてのTRKOよりも動きが少なく不安も低く、α、β単独ノックアウトマウスと際立った違いを認めた。今後ダブルノックアウトマウスを含めて内分泌学的検討とともに、組織を検討する予定である。

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi