研究課題/領域番号 |
19591358
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
中村 祐 香川大学, 医学部, 教授 (70291440)
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研究分担者 |
伊藤 康一 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (30291149)
森 俊雄 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (10115280)
安藤 延男 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (80380161)
二宮 貴至 香川大学, 医学部, 助教 (90363192)
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キーワード | オリゴデンドロサイト / DNA損傷 / 老化 / 認知症 / 修復 |
研究概要 |
オリゴデンドロサイトのDNA損傷に対する脆弱性メカニズムを明らかにするためには、まず、安定した分化型のオリゴデンドロサイトの培養法を確立することが重要である。しかし、従来の方法ではPDGFを培地から抜いて分化した後1〜2目しか安定した状態を保てない。また、培養に用いる血清により結果が異なることがしばしば見られる。このような実験条件では、DNA損傷修復過程を正しく計測することが困難であり、分化後ある一定期間安定した状態で培養することが必要である。初代培養分化型オリゴデンドロサイトを無血清の条件の下において安定した状態で培養する方法を検討した。その結果、Neurobasalを主とした無血清培地にて安定に1〜2週間の培養が可能であることがわかった。 次に、NERによる修復されるDNA損傷特異的な抗体を用いることにより、オリゴデンドロサイト、神経細胞及びアストロサイトのDNA損傷修復動態を比較した。オリゴデンドロサイトは、UVによる遺伝子損傷に、他の2種の細胞に比べて著しく脆弱性が強いことが判明した。
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